情報ネットワーク教育活用研究協議会は、eラーニングで学べるICT支援員養成講座「ICT支援員自己研修コース」を2021年度より開講する。申し込みは4月15日から。
「ICT支援員自己研修コース」は、ICT支援員の資格取得を目指す人、現場で活躍しているICT支援員の人(20歳以上)を対象に実施される。
情報ネットワーク教育活用研究協議会「ICT支援員評価研究プロジェクト」が示したICT支援員養成カリキュラムに基づき、以下4つのサブコースで構成される。
- B1 学校・教員とその支援(全8回)
- B2 知っておくべき教育情報化の知識(確認テストの回を含む全8回)
- B3 知っておくべき法令・ポリシー(全8回)
- B4 授業・学習とその支援(確認テストの回を含む全8回)
知識としては、情報のデジタル化、ネットワークの構成機器、学校のネットワーク、ファイルの共有と管理、学校組織の理解、労働基準法等・業務の範囲、ハラスメント、学校教育法、学習指導要領、著作権法、情報セキュリティポリシー、個人情報保護法などのほか、新しい学習指導要領の要点、最新の情報であるGIGAスクール構想などについても解説される。
また、ICT支援員としての支援については、教育にかかわる業務と教員の役割、教員研修の計画・実施への支援、自治体のポリシーと学校の実態などとともに、情報活用能力の育成、情報モラル教育、プログラミング教育、1人1台端末利用など、授業の目的や形態に応じた支援に関する考え方や視点を学ぶことができる。
各回の学習のあとには「事後確認テスト」が設けられ、理解度をすぐに確認できる。また、修了時には「まとめ・確認テスト」もあり、合格のレベルに達すると、修了認定書が発行される。
すべてのコースはeラーニングで自宅やその他の場所から受講でき、受講期間は、利用開始(受講アカウントの発行日)から1年以内。受講料は7900円で、ICT支援員養成講座「情報技術基礎コース」と同時受講の場合は2コースで1万700円となる。
なお、大学の授業や企業の研修など、複数のメンバーが受講希望する場合を想定して、最大数を100アカウントとした、アカウント一括発行受講の申し込みの割引制度も用意されている。
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