クラレは、今春に小学校へ入学する子どもと、その保護者を対象に実施した、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」に関する調査の結果を4月2日に発表した。同調査は、2020年7月~2021年1月の期間に行われ、子ども4000名、保護者4000名から有効回答を得ている。
調査対象者のうち、男の子に将来就きたい職業を尋ねたところ、「警察官」が1位、「スポーツ選手」が2位となった。
「スポーツ選手」は、2007年をピークに徐々に比率が低下しており、今回「警察官」が逆転している。3位には「消防・レスキュー隊」がランクインした。
「運転士・運転手」は前年の3位から4位にランクダウンした一方、前年トップ10入りした「ユーチューバー」は7位に順位を上げている。
女の子が就きたい職業は、「ケーキ屋・パン屋」が調査開始以来23年連続で1位となった。5位には「アイスクリーム屋」がランクインしている。
「警察官」は女の子でも順位が上昇しており、今回の調査では6位にランクインした。
「ユーチューバー」は19位にランクを上げる一方で、「芸能人・歌手・モデル」は2012年以来2位をキープしているものの、2014年をピークに比率が低下している。
男の子の保護者が就かせたい職業は、1位が「公務員」、2位が「会社員」で、4位には「エンジニア」がランクインした。女の子の保護者が就かせたい職業は、「看護師」が調査開始以来の1位を守ったほか、医療系の職業として3位に「医師」、4位に「薬剤師」、5位に「医療関係」がランクインしている。また、2位の「公務員」は過去最高の比率となった。
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