東京都町田市は、凸版印刷とICT教育に関する包括連携協定を3月24日に締結した。凸版印刷のグループ会社で、教科書や教材を発行している東京書籍とも連携する。
町田市は、 同市が目指す教育の姿を実現するべく、2019年2月に「町田市教育プラン2019-2023」を策定し、『学ぶ意欲を育て「生きる力」を伸ばす』『充実した教育環境を整備する』『家庭・地域の教育力を高める』『生涯にわたる学習を支援する』を基本方針に掲げ、取り組みを進めている。
凸版印刷は、2015年からICTを活用した学習支援システムを提供しており、町田市と凸版印刷はこれまでも教育のデジタル化の促進・教育の充実のための取り組みを進めてきた。今回の協定は、これをさらに発展させるべく締結された。
取り組みは町田市内の全市立小・中学校が対象で、具体的な施策として凸版印刷が2021年4月から提供開始するデジタル教材プラットフォーム「navima(ナビマ)」の学習支援コンテンツと、東京書籍が提供する学習者用デジタル教科書を活用・連携させ、主体的な学びと習熟度の関係、児童生徒の学力向上に寄与する教材、情報や知見の共有による教員や学習者の課題改善などを明らかにしていくとしている。その他の具体的な内容は今後協議の上で決定する。
町田市と凸版印刷は、今回の学習者用デジタル教科書とデジタル教材プラットフォームの活用をもとに、全国のモデルとなるような活用方法を発信していきたいと述べている。
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