学情は、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「選考の参加方法(オンライン・リアル)の希望」に関する調査を3月19日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2022」来訪者に対して、3月1日~10日の期間に行われ、1684名から有効回答を得ている。
調査対象者に、会社説明会の形式について「オンライン」と「リアル」のどちらを希望するかを尋ねたところ、「オンライン」が21.1%、「どちらかと言えばオンライン」が25.2%と、合わせて46.3%が「オンライン」での会社説明会への参加を希望していることがわかった。
「オンライン」での会社説明会を希望する理由としては、「大学の授業も、インターンシップも、オンラインが中心だったので、オンラインに慣れている」「まずはオンラインの説明会に参加して、選考に参加したいと思った企業はリアルでも話を聞いてみたい」といった意見が寄せられている。一方で、「少人数の説明会は、双方向のコミュニケーションができるのでリアルで参加したい。規模の大きな説明会など、話を聞くことがメインな説明会はオンラインで参加したい」といった意見もみられた。
一次選考において、「オンライン」と「リアル」のどちらを希望するかを尋ねた質問では、「オンライン」が26.0%、「どちらかと言えばオンライン」が24.4%と、合わせて50.4%が「オンライン」での一次面接を希望している。
「オンライン」での一次面接を希望する理由としては、「インターンシップもオンラインだったので、オンラインのほうが緊張せずに面接を受けられる」「日程調整がしやすいので、多くの企業の面接に参加できると思う」といった意見が寄せられた。一方で「リアル」での一次面接を希望する学生からは、「オンラインは効率的で便利なものの、直接顔を合わせた方が、熱意や人柄が伝わりやすいと思う」「一次選考は、自分のことをアピールするだけでなく、企業理解を深める場でもあると思う。リアルのほうが会社の雰囲気を理解できると思う」といった意見も寄せられた。
最終選考において、「オンライン」と「リアル」のどちらを希望するかを尋ねたところ、「リアル」(40.2%)がもっとも多く、「どちらかと言えばリアル」(19.3%)がそれに続いており、「リアル」での最終選考を希望する学生が59.5%に達している。
「リアル」での最終選考を希望する理由としては、「直接熱意を伝えたい」「リアルで、直接自分のことを見て合否を判断してもらったほうが、ミスマッチのない就職ができると思う」「説明会や、途中の選考はオンラインでも、最終選考はリアルで企業の雰囲気を知り、自身をアピールしたい」「リアルで参加したほうが、内々定承諾をする際に、自分の決断に自信を持てると思う」といった意見が寄せられた。
WebセミナーおよびWeb面接において、不安なことを尋ねた質問(複数回答)では、「画面越しだと、企業の雰囲気が分かりにくい」(45.3%)が最多で、「画面越しだと、言いたいことや熱意が伝えにくい」(27.6%)がそれに続いている。
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