鈴廣蒲鉾本店は、社員にとっての働きたい会社を目指し、通信制大学の星槎大学と共同で「鈴廣星槎大学」を4月に開校する。第1期生として同社の社員12名が入学し、新しい学びをスタートする。
「鈴廣星槎大学」は、働きながら文部科学省認可の通信制大学で学び学士を取得することができる、星槎大学の「かいしゃだいがく」の仕組みを取り入れた「仕事から学ぶ」という新しい発想の学びの場。星槎大学共生科学部における300以上の科目の中から幅広い分野を横断的に学ぶことができるオリジナルのカリキュラムを設定し、共生社会の実現に必要な深い教養を得る機会を提供する。鈴廣での通常業務や研修も共生という視点で学びに変え、大学の単位とすることにより、仕事そのものから学ぶことを可能にしている。
社会の激しい変化の中で個々の価値観も多様化する現代、「仕事」と「学び」を分けるのではなく、「仕事」をしながら幅広い教養を身につけるために「学び続ける」ことは企業にとっても極めて重要となっている。それを実現する新しい学びの環境として、星槎大学は「かいしゃだいがく」という働きながら学び進めることができる仕組みを作り上げた。働く社員が会社の最も大切な財産(経営資源)であると考える鈴廣と、星槎大学の「かいしゃだいがく」の考え方が合致し、「鈴廣星槎大学」の誕生に至った。
「鈴廣星槎大学」では社会人という限られた時間の中で効果的に教養を得られるカリキュラムを導入することで、多くの社員に成長の機会を提供する。その結果、社員の働きがいを高めて個々の能力を最大限に引き出し、社員の力で会社を発展させることで地元小田原への貢献する。SGDsのゴールである「4.質の高い教育をみんなに」「8.働きがいも経済成長も」「11.住み続けられるまちづくりを」を実現できる会社を目指していく。
なお、同社社員が受講しやすいように、次のような制度が設けられる。
(1)学費補助
卒業までに必要な5年間の学費のうち半額を会社が補助する。
(2)通学費用・教材費会社負担
学びに必要な教材および通学費用を全額会社が負担する。
(3)昇格に必要要件である研修を免除
本来は昇格するために必要な研修が「鈴廣星槎大学」のカリキュラムに組み込まれる。そのため卒業した場合、昇格要件研修をすべて免除することができる。
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