個別指導塾や教育関連事業を運営しているスプリックスは1月27日、基礎学力を評価する国際基礎学力検定「TOFAS(Test of Fundamental Academic Skills)」を開始することを発表した。
インターネットを介して自宅から受験することができ、最初の試験は2021年3月21日(日)に実施する。この第1回目の試験の受験料は無料で、1月27日から受験申込を開始している。また、日本だけでなく、アメリカを含む世界複数国での同時実施を予定している。
スプリックスは、個別指導の森塾、自立学習のREDなどの学習塾を運営しており、2020年12月には、子どもたちの学力の土台となる「基礎学力」の研究・開発の推進を目的として「スプリックス基礎学力研究所」を新設し、国際調査などの情報発信を行っている。
スプリックスでは「TOFAS」の特長として、『基礎に特化した学力の「評価」ができる』『世界規模で基礎学力の「比較」ができる』『一人ひとりの基礎学力定着に必要な「のびしろ」が分かる』の3点を挙げている。
現時点では、対象科目として「計算」が用意されており、各学年を目安とした出題範囲がレベル1~4まで設定されている。その他の科目も順次追加される予定。検定時間は40分で、4択形式で出題される100問を解き、正答率80%以上が合格ラインとなる。
また、第1回試験のタイミングで、港区教育委員会の小・中学校での「TOFAS」の実施も決定している。検定会場での実施に向けた新規会場の募集開始は2021年4月を予定している。
受験申し込みは、「TOFAS」の公式Webサイトで受け付けている。
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