こども法人キッズカラーは、同社が運営する保育や子育てが広がる“遊び”と“学び”の情報サイト「HoiClue(ほいくる)」が保育従事者を対象に実施した、2度目の緊急事態宣言下での保育状況に関するアンケート調査の結果を、1月21日に発表した。
同調査は、1月13日~18日の期間に行われ、485名から回答を得ている。
調査対象者に、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大するなかで、とりわけ不安に感じていることを尋ねたところ、「もし自分が感染してしまったら…」という回答がもっとも多かった。
具体的には、「自分が感染していて、園児や職員も感染していたら…子どもから親または高齢者の祖父母にうつったら…といろいろ考えてしまって不安です」「感染対策は色々しているものの、完全に感染を防ぐ方法がない中、保育を続けなければならない恐怖は、医療従事者に勝るとも劣らない」「『保育士が感染』『~保育園でコロナ』など、保育士がコロナになると職種や地区名出るのが怖い。自分がなってしまったら、治ったとしても出勤できなくなりそう」といった意見が寄せられている。
新型コロナウイルス感染症が拡大するなかで、とりわけ負担に感じていることを尋ねた質問では、「感染の可能性を気にしながらの保育」という回答が最多だった。その理由として、「感染を気にして制限を設けることは簡単だが、それでは保育の意義が薄くなってしまう。正解がわからないことなのでその塩梅が難しい」「家庭的な雰囲気が全くない保育になってしまうのではないかと、すごく不安」「3密を気にかけながら保育しているが職員も少ない為に難しさを感じている」といった意見が寄せられた。
そのほか、緊急事態宣言下での保育を通して、ほしい情報や支援を尋ねたところ、「とにかく人手不足。消毒、清掃、受け入れ、合同保育の停止…職員が倍欲しい」「今までは多少体調が悪くても出勤していたが今は出来ない。安心して休めるように代替え保育士を雇用する補助金を出してほしい」「保健所、市、園がそれぞれ、曖昧な回答しかしない。何人感染者が出たら何日休園にするなど、確実な指針がほしい」などの意見が寄せられている。
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