paizaは、2022年卒業予定の理系学生を対象に実施した、新型コロナ禍における就職活動に関するアンケート調査の結果を、1月19日に発表した。
同調査は、12月3日~16日の期間に行われ、105名から有効回答を得ている。
調査対象者に、新型コロナ禍における就活様式の変化で、プラスに働いたものを尋ねたところ(複数回答)、「オンライン化によって、説明会や選考に参加するための移動時間がなくなり、活動時間が増えた」(48.6%)など、外出が減ったことによって就職活動にかけられる時間が増えたことを挙げる回答が上位を占めた。
なお、新型コロナ禍で学校の授業にどのような変化があったかを尋ねた質問では、「以前より楽になった」(50.5%)が「以前より大変になった」(21.0%)を大きく上回っており、学生の可処分時間は増加傾向にある。
新型コロナ禍での就職活動における、困りごとや悩みとしては、「友人との情報交換の機会が減った」(49.5%)が最多となり、「求人数が減ったのではないかと不安に感じる」(45.7%)がそれに続いた。
「説明会」「1次面接」「2次面接以降(最終面接を除く)」「最終面接」について、オンラインと対面形式どちらの実施を希望するかを尋ねたところ、選考の段階が進むごとにオンラインの希望者が減り、対面形式を希望する人が増えている。とりわけ、最終面接では対面形式希望者の割合がオンライン希望を逆転した。
新型コロナウイルス感染症の影響による、就職に対する意識の変化があったかを尋ねた質問では、「変化した」という回答が37.1%に達している。
具体的な変化の内容としては、「安定した企業」や「働きやすさに配慮がある企業」に就職したいという回答が目立つ結果となった。
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