コペルは、幼児を持つ保護者を対象に実施した「withコロナ時代の子どもの遊びと教育」に関する調査の結果を、11月17日に発表した。
同調査は、幼児を持つ保護者1121名に対して、10月19日~20日の期間に行われている。
調査対象者に、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、子どもの外出機会が減ったかを尋ねたところ、「かなり減った」(34.6%)、「少し減った」(47.0%)という結果となり、「減った」という回答が8割を超えた。
新型コロナウイルス感染症の感染が拡大した、2月以降における子どもの不要不急の外出頻度を尋ねた質問では、「週に1回~2回」(63.4%)がもっとも多かった。「週に0回」(15.5%)、「週に3回~4回」(12.7%)、「週に5回~6回」(6.6%)、「週に7回以上」(1.8%)がそれに続いている。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大前は、子どもにどのような遊びをさせていたかを尋ねたところ(複数回答)、「外遊び」(81.2%)が最多だった。以下「おもちゃ遊び」(63.8%)、「ブロック遊び」(54.9%)、「動画の視聴」(50.3%)が続いた。
一方、新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降は(複数回答)、「おもちゃ遊び」(61.1%)、「動画の視聴」(60.4%)、「ブロック遊び」(54.8%)、「絵本を読む」(51.6%)の順となっている。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降の、子どもの遊びとして「動画の視聴」と答えた人に、どのような動画を視聴させているかを尋ねた質問(複数回答)では、「アニメ」(82.6%)がもっとも多い。そのほか、「教育番組」(49.8%)、「実写ヒーロー物」(21.9%)、「歌番組」(19.8%)が続いた。
保護者が、子どもに見せたい動画としては、「英語を楽しく学べたりいろんなルールが理解できたりするような動画」「幼稚園で教えているようなことを家でも真似しながらできるような動画」「数字と数を数える日本語の動画」「同世代の子が勉強とか何かに頑張っている動画」といった意見が寄せられている。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、子どもの教育方針が変わったかを尋ねたところ、「かなり変わった」(9.1%)、「少し変わった」(26.4%)を合わせた回答が3割以上に達している。具体的な教育方針の変化としては、「人との距離感など公衆衛生面を重視して教えている」「オンラインの習い事をしようかなと考えている」「外遊びを少し減らし簡単な学習ドリルを定期的にさせている」「学校とは別に自宅で計画的に勉強をするようにした」といった回答が寄せられた。
子どもの教育を、どのような方法で行っていくのが理想的かを尋ねた質問では、「何が理想的か分からない」(41.6%)が最多となっている。また、「対面授業(オフライン)」(28.9%)、「動画での教育を取り入れる」(10.9%)といった回答もみられた。
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