増進会ホールディングス(以下、Z会グループ)とワコムは、教育分野における「手書き×デジタル」の利用へ向けた包括的な業務提携契約を締結したことを、10月19日に発表した。
Z会グループは創業以来、約90年にわたり、自らの手を労して「手書き」の答案を作成することを通じて本物の学力を養う「Z会の通信教育」をはじめ、さまざまな教育サービスを提供してきた。また、近年はICTを活用した最新のデジタル学習なども取り入れ、新しい教育サービスの創造を追求している。
ワコムは「ペンタブレット」で市場をリードする一方、タブレット端末やスマートフォンなどに搭載するデジタルペンのソリューションを、OEMで業界各社に提供している。さらに30余年にわたる事業を通して培ってきた「デジタルインク」技術WILL(Wacom Ink Layer Language)を、デジタル環境で「手書き」を生かす取り組みとともに提唱し、新たな価値の創出を目指している。
本業務提携では「手書き」の価値とその重要性に深く共感し、価値観を共有する両者が連携・協働することにより、教育分野において新たな価値を創造していくことを目指す。Z会グルーブが「手書き学習」と多様な教育サービスを通じて長年蓄積してきた学習指導ノウハウと、ワコムの「手書き」分野における卓越したテクノロジの開発力を効果的に組み合わせることで、DX時代の顧客ニーズに応えた革新的な学習サービスの共同開発等を進めていく。
また本業務提携を機に、Z会グループはワコムが主催する毎年恒例の国際的なイベント、第5回「コネクテッド・インク」(11月18日開催)に「オフィシャル・コラボ・パートナー」として協賛スポンサー参画する。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア