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塾の壁に貼り出される「○○高校合格!」は、子どもたちのためになるのか?

あなたが大切にすることは何ですか? これからの「塾」を考える 第1回

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 「学び」の形が大きく変わろうとしている時代、塾のあり方も変化しつつあります。この連載では塾を運営する方々に、1つのテーマについて、ご自身の経験を踏まえて語っていただきます。第1回のテーマは「貼り紙」。多くの塾が入り口や壁にテストや受験の成果を貼り出しています。今回は、自立型学習塾「ユニバースクール」を運営する湯浅浩章さんが、そんな「貼り紙」についてご自身の思いを語ります。(編集部)

ほかの塾と雰囲気が違う「ユニバースクール」

 私たちが運営している、学習塾ユニバースクールに初めて来る保護者の方には、「どこかほかの塾とは違いますね」とおっしゃっていただくことが多いです。

 では何が違うのか? それは「貼り紙が少ない」ということです。塾の入り口や壁には、貼り紙が多い印象をお持ちの方が多いと思います。例えば「○○高校何名合格!」とか「学校の定期テストで100点何名!」とか「何点アップ!」など、そういった貼り紙です。

 ユニバースクールはそれらを掲示していません。それは単純に「貼り出すことがあまり好きではない」からです。

 例えば「○○高校 何名 合格!」といった貼り紙があるとします。そこに名前のある学校は大抵、有名高校や偏差値の高い高校ばかりです。

 これはあくまで私の意見ですが、このような貼り紙は「有名高校とか偏差値の高い高校に入ったら、優れている」といった印象を与えてしまうのではないでしょうか。

 もちろん学力的には「偏差値が高い=優れている」ということかもしれません。ですが「偏差値が高い=人格がすばらしい!」といったように、その人は本当にすごいのかというと、それはまた別の話であるはずです。だから貼り紙のようなわかりやすい形で、差をつけてしまうのは良くないと考えています。


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著者プロフィール

  • 湯浅 浩章(株式会社UNIVATION 代表取締役)(ユアサ ヒロアキ)

     川崎市宮前区、宮崎台で小中学部ユニバースクール、大学受験専門ユニバーハイスクールを運営。2020年より中学オンライン授業コンテンツ「ユニバープラス」をスタート。「記憶」と「記録」に残るワクワク体験!をコンセプトにサービスを提供している。

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