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アダプティブラーニング教材「すらら」が、多摩市の不登校児童生徒支援のICT教材として採択

 すららネットは、同社の提供するアダプティブな対話式ICT教材「すらら」が、東京都多摩市が行う適応教室(ゆうかり教室)の自宅学習ICT教材として採択され、7月より活用されることを7月1日に発表した。

 「すらら」は小学校から高校までの国語、算数・数学、英語、理科、社会5教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人ひとりの理解度に合わせて進めることができるアダプティブなeラーニング教材。レクチャー機能やドリル機能、テスト機能により、習熟度に応じて理解→定着→活用のサイクルを繰り返し、学習内容の定着をワンストップで実現する。

 同社は不登校児童生徒の学習支援に力を注いでおり、「すらら」による学習機会の提供や、不登校の悩みを持つ保護者に対し、子どもが自分のペースで自宅学習を進められる勉強法を提案する「すららコーチ」によるサポートをするなど、多方向から子どもの学びと保護者のサポートを支援している。

 多摩市の適応教室は、何らかの要因で学校に登校できない状態にある市内の公立小中学校に在籍する児童生徒を対象に、本人の状態に即した学習指導やほかの生徒との交流などを意図した集団活動を通して、学校生活への復帰意欲の醸成や学校以外の居場所づくりなど、その児童生徒に合わせた支援を行っている。

 不登校の児童生徒は不登校の期間によって学習の定着度合いが異なり、また、適応教室に通うことができない児童生徒も存在する。それらの児童生徒の学習機会の確保と、定着度合いの異なる児童生徒にそれぞれに合った学習を行うため、令和2年度は試行として、適応教室に通う中学校3年生を対象にオンラインICT教材「すらら」を導入した。

 今回のサポートは、教員経験者である適応教室の職員が行うほか、適応教室に通えない生徒の自宅での学習についてはスクールソーシャルワーカーの訪問も併せて行うことで、必要に応じて保護者とも連携し、学習面、心理面ともにサポートしていく。

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https://edtechzine.jp/article/detail/4086 2020/07/02 12:00

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