美容室の口コミサイト「ヘアログ」を運営するノーマリズムは、高校生の髪の校則に対する賛否を尋ねたアンケート調査の結果を、4月9日に発表した。
同調査は、日本の高校(全日制)に通ったことのある、全国の20代~50代の男女100名を対象に、3月24日~31日の期間に行われている。
調査対象者に、高校で髪に関する校則があったかを尋ねたところ、「あった」は77%、「なかった」は23%だった。
校則に関する具体的な内容としては、「染めてはいけない。女子は髪を結わなければいけない。男子は基本的には短髪」「染色、パーマ厳禁で天然パーマや生まれつき髪色が黒以外の人は学校に書類を提出すること。髪は肩より長くなったら結ぶこと、おさげか二つ結び(一本禁止)。ベリーショート禁止」「パーマや染めるのはもちろんダメで、男子は耳よりサイドは耳から下まで伸ばしてはいけなかったですし。後ろは首にかかるまで伸ばしてはいけなかった」などのコメントが寄せられている。
高校における髪の校則への賛否を尋ねた質問では、「賛成」が68%、「反対」が32%だった。
「賛成」意見としては、「厳しくなくてもいいが、学生らしい身なりをした方が、爽やかさがある。あまりにもお洒落に気を遣いすぎて、10分おきくらいに窓や手鏡で調整している友だちがいたが、そもそも授業中で動いてないから、乱れている訳もないし、勉強に集中できていないから」「髪型の乱れが直接的にないにしろ、風紀の乱れにつながるため」「自分が学生の頃にはバレない程度に校則違反はしていたので校則は守るべき!という意味での賛成ではないのですが、高校生はまだ精神的にも未熟な年代だと思うので「限度」を知る意味でも校則はあった方がよいと思います」といったコメントが寄せられている。
「反対」意見としては、「別に髪型髪色で風紀は乱れないし勉強に関係ない」「生まれ持った髪色を染めてこいと強要してくるのがわからない」「髪型と成績は無関係だと感じているから」「常識の範囲内であれば特に制限を設ける必要はないと思うし個性を若いうちから失わせると就活で個性が出せなくて失敗してしまうリスクもあると感じるから」「勉強に影響を与えることもないとおもう。無理に縛るよりも、自由なほうが想像性があふれ、より勉学に集中できるかもしれない」といったコメントが寄せられた。
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