GPリーグは、小学生を対象にしたロボットプログラミングコンテスト「embotアイデアコンテスト 最終選考会&表彰式」を、10月22日にD2Cホール(東京・銀座)で開催した。
「embotアイデアコンテスト」は、アイデアを形にしてプログラミングのスキル活用をプラスした「デジタルなモノづくり」に挑戦するための目標や成果発表の場を設けることを目的とした、「embot」を活用したコンテスト。「挑戦し表彰されることで小学生たちに自信をつけてもらい、次の学びのステップへつなげてもらいたい」という思いも込められている。
同コンテストのテーマは「いろんなカタチのembot」で、ダンボール製の組み立てロボットとサーボモーターやLEDを接続できる「embotコア」をセットにした「embot キッズプログラマーズ スターターキット」を使用。自由に工作した作品を募集し、全国の小学生から応募された作品のうち、16作品が最終選考会に選ばれた。
最終選考会では、全国からファイナリストに選出された小学生14チーム16名が参加し、3分間の発表時間で自身の作品で工夫した点やアピールポイントなどを発表するプレゼンテーションを行っている。作品は「アイデア力」「工作力」「表現力」の3つの観点から審査され、最優秀賞、優秀賞、初期embot開発メンバー賞、審査員特別賞が選考された。
最優秀賞に選ばれたのは、大阪府の小学5年生・鈴木清人馬さんの「ビックリキングembot」。同作品は、「みんなをビックリさせて喜んでもらえるようなロボットにしたかった」という意図から、スマートフォンやタブレット端末が傾くと仕掛けが動作する仕組みで、「盗難防止」という課題解決を目指したことや、チルトセンサーを活用したプログラミングの工夫などが高く評価された。
なお、最優秀賞に選ばれた鈴木さんは、今後「embot」の研究開発スペシャリストチームとともに製品開発に挑戦し、その様子はプロクリエーター体験として「embot」公式YouTubeチャンネルでの配信を予定している。
そのほか、優秀賞には東京都の小学4年生・末永澪璃さんの「みおぞう」、大阪府の小学4年生・樋口陽士さんの「逆立ちロボット東京2020」、福岡県の小学3年生・鳥越優希さんの「embot makes you fun !!!」および「なんでもっくん」が選ばれた。
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