ソニー・グローバルエデュケーションは、早稲田アカデミーとロボット・プログラミングを使用するSTEM教育講座の拡大に向けた業務提携に関する取引基本契約を締結したことを、11月7日に発表した。
今回の提携にともない、両社は創造性を育むロボット・プログラミング学習キット「KOOV」を使用して、小学生を対象とした、子どもたちが自ら考えて創り出していくための講座「CREATIVE GARDEN」を、2020年2月に開始する。
「CREATIVE GARDEN」では、早稲田アカデミーがこれまで培ってきた、子どもたちが本気で取り組むためのさまざまなノウハウと、ソニー・グローバルエデュケーションのSTEM教育において創造性を育むための製品・カリキュラム開発の知見を活かして、両社が共同開発したオリジナルカリキュラムによって、創造的な発想のための原体験になるような、身の回りのものをより細分化して具体的に捉える高解像度な実体験を、プログラミングを通じて提供していく。
授業は、1カ月3回の授業と宿題、2カ月に1回の到達度判定コンテストで構成され、提供開始の時点では表現のテーマとして、一定の動きのイメージを想起させる「ぐるぐる」「ばたばた」といった抽象的な言葉を提示する。
子どもたちは、テーマに関連しそうな身の回りのものを探しながら、そこから想起される漠然とした動きのイメージを、ブロック造形や動き、プログラミングによって具体的に表現することに挑む。
なお、テーマは授業を重ねるにつれてより難易度の高い、「にょきにょき」などの有機的な言葉に変化していき、子どもたちは直線的なブロックを使って有機的な動きを表現するために、より高度なブロック造形やプログラミングに、段階的に挑戦していくというカリキュラム構成になっている。
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