受験情報サイト「インターエデュ・ドットコム」は10月9日より、小中高生の子どもがいる全国の保護者300名を対象とした、先生とのコミュニケーションに関するアンケートをインターネット上で実施し、その結果を10月17日に発表した。
「子どものことで担任の先生に相談したことがありますか」という質問では、「ある」と回答した人が46%、「ない」と回答した人が54%と、ほぼ半分に分かれる結果となった。
続いて、「担任の先生とのコミュニケーションは取れていると思いますか」について聞いたところ、「はい」が76%、「いいえ」が24%と、担任の先生とコミュニケーションが取れている人のほうが多いことが分かった。
「いいえ」と回答した24%の人に、コミュニケーションが取れない理由について聞いたところ、第1位が同率で「先生が忙しそうで相談しづらい」と「先生に言っても仕方ない(解決できない)と思う」(32%)、続いて「先生に連絡することでクレームだと思われないか心配」(18%)、「年配の先生なので言いづらい」「自分が忙しくて学校に連絡取れない」(6%)、「その他」(5%)となった。
担任の先生とコミュニケーションが取れないと思う上位3つの理由からは、先生の状況への遠慮により、一歩踏み込めていない傾向が見受けられた。特に、「先生に言っても仕方ない」と相談する前に諦めてしまう親も多く、学校や先生に対しての不信感も少なからず垣間見える結果となった。
全体的には、「先生に負担をかけてはいけない」という配慮や「何もしてもらえない」という諦め、また「面倒な親と思われたくない」といった複雑な思いを抱える保護者の様子が伺えた。
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