キラメックスは、アーテックとの業務提携を締結したことを、5月20日に発表した。今回の業務提携によって、展開する塾やカルチャースクールなどの教室向けに、両社のノウハウをもとに共同開発した中高生を対象にした「Pythonロボティクスコース」の提供を、今秋から予定している。
「Pythonロボティクスコース」では、Pythonの基礎やPythonでのロボット制御といった、入門から本格的なプログラミングの活用までを学習していく。
入門コースでは、学習用ワンボードマイコンを使ってPythonの基礎を身につけることが可能で、その後は「ArtecRobo2.0」を使用する「ロボティクスコース」や「AI・IoTコース」にて発展的なロボットやAIの開発までを、ステップアップ形式で学習できる。動画やテキストなどの学習教材は、すべてオンラインで配信されるので、受講者はそれぞれのペースに合わせてプログラミング学習を進められる。
「ArtecRobo」シリーズは、縦・横・斜めすべての方向に接続可能なブロックによって、自由な形状のオリジナルロボットを直感的に組み立てられるキット。組み立てたロボットを制御するためのワンボードマイコンやサーボモーター、DCモーターといったパーツは、それぞれブロックを差し込んでいくだけで接続できる。
「ArtecRobo2.0」は、ボード上に5×5フルカラーLEDマトリクスや、光センサ、温度センサ、加速度センサといった各種センサを配置し、Scratch 3.0をベースにしたビジュアルプログラミングやPythonによるプログラミング、Bluetoothや無線LANによるロボット間での無線通信、iPadやAndroidタブレット端末、Chromebookで作成したプログラムの転送にも対応している。
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