エンライクが運営する「じゅけラボ予備校」は、同校の生徒を対象に実施した、2020年度に行われる大学入試改革に関する認知度調査の結果を、3月7日に発表した。調査対象者数は240名。
調査対象者に、大学入試がどのように変わるか知っているかを尋ねたところ、中高生の親の8割程度、中学生の7割程度、高校生の9割程度が、新しい入試制度に変わることや、新入試制度のだいたいの内容を知っていると答えている。
一方で、「変更内容についてよく知っている」と回答した人の割合は非常に低く、中高生の親で13%、中高生は1割にも達していなかった。
以上の結果より、大学入試改革に関する事項の詳細な内容把握度は低く、センター試験に代わって大学入学共通テストが実施されることや、英語の民間試験を利用する「大学入試英語成績提供システム」もまだまだ浸透していないことがわかる。
新入試制度に関して、「変更内容についてよく知っている」と回答した人に、「どこで、どうやって知ったのか」を尋ねた質問では、中高生の親は「新聞でプレテスト(施行調査)の記事を見て気になり、インターネットで調べた」「塾の先生に質問した」、高校生は「塾・予備校等の先生から説明された」と回答している。
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