立命館小学校は、同校の正頭英和教諭が“教育界のノーベル賞”といわれる「Global Teacher Prize 2019」(グローバル・ティーチャー賞)のトップ10に、日本人としては唯一ノミネートされたことを、2月22日に発表した。
正頭教諭は、英語の授業で『マインクラフト』を活用し、ゲームを通して海外の小学校と交流するPBL授業を、平成29年から行っている。
「これからの時代は、『使える英語力の育成』が重要になる。従来の英語授業・指導方法ではなく、大きなシフトチェンジが必要」のと考えのもと、普段の生活圏ではなかなか世界とのつながりを感じる機会が少ない児童たちに、『マインクラフト』で制作したお互いの国の世界遺産を紹介する機会を創出し、英語でのコミュニケーション力やプレゼンテーション力を育成してきた。
今回の「Global Teacher Prize 2019」へのノミネートは、正頭教諭のユニークな指導法とともに、教育者としてのこれまでの到達点や教育への問題意識、教育論などが評価されたもので、「Global Teacher Prize」へのノミネートとしては日本人としては3人目、小学校教諭としては日本人初となる。
ノミネートにあたって正頭教諭は「立命館小学校の教育理念や学習環境、多くの先生方の協力があってこその成果だと考えています。立命館小学校の教育を世界に広げられるチャンスになればと思っています」とコメントした。
ノミネートされたファイナリスト10名の中から、3月にアラブ首長国連邦のドバイで開催される教育フォーラムにおけるパネルディスカッションを経て、優勝者が決定される。
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