東京大学大学院工学系研究科の松尾豊特任准教授の研究室を発祥に、NABLASが運営しAI人材育成活動を手がける「iLect」は、東京海上グループへAI人材育成プログラムを提供し、AI人材育成領域で提携して、同グループ専用のデータサイエンティスト育成プログラム「Data Science Hill Climb」の設立に協力したことを、2月18日に発表した。
「Data Science Hill Climb」は、松尾特任准教授による監修のもと設計した、データサイエンティスト適性人材の発掘・育成・評価のための体系的スキーム。カリキュラムの運営は、NABLAS(iLect)、ALBERT、スキルアップAIの3社が協力して実施する。
具体的な内容としては、確率統計や線形代数といった基礎数学から、AI・機械学習モデルの理論的背景の理解、それらのプログラミングによる実装、実ビジネス活用のための実践的演習までを一貫して習得し、実力あるデータサイエンティストの育成を行う。のべ200時間以上の長期育成カリキュラムによって、データサイエンスを基礎から体系的に習得することを目指している。
なお、同プログラムは平成30年度中にトライアル運用を完了し、2019年度より正式な育成プログラムとして運用を開始する。さらに、2020年度以降も専門研修を中心に研修プログラムの充実を図り、デジタルトランスフォーメーションを担う人材の育成に取り組んでいく。
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