米Appleは、iPadを用いた教材シリーズ「Everyone Can Create」において、日本語で利用可能な教材の提供を11月15日に開始した。
「Everyone Can Create」は、iPadを使ってスケッチ、音楽、ビデオ、写真を通して、自身のアイデアや思考を発展させたり、周りの人たちに伝えたりできる教材シリーズ。プロジェクトガイドはすべて無料で提供され、スケッチ、音楽、ビデオ、写真を簡単に採り入れて、さまざまな授業や課題、教科で使える。
国語、算数、数学、理科、歴史、社会、プログラミングなど、さまざまな科目の既存の授業に、簡単にクリエイティブな要素が組み込めるようになっており、2018年(平成30年)3月に公開されたプレビュー版は、世界の350校以上で活用されている。
Apple Booksにて入手可能なプロジェクトガイドは、スケッチ、音楽、ビデオ、写真の4種類で、それぞれに順を追ってスキルアップできる一連のプロジェクトを収録し、生徒はそれぞれの分野の基礎から応用まで、専門用語に親しみつつテクニックを身に付けられる。
教師用ガイドには、数多くの授業のアイデアやヒントを収録しており、たとえば数学の授業ではiPadのカメラをバーストモードで使用し、ゴールに向かって投げたバスケットボールが描くラインを連続撮影し、その放物線を測定させるという指導方法を紹介している。
「Everyone Can Create」の利用にあたっては、「Apple Pencil」に対応した9.7インチのiPadが必要で、「GarageBand」「iMovie」「Clips」「Swift Playgrounds」といった無料で利用できるアプリを使用する。
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