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岡山大学、教育ビッグデータを活用したeラーニングに関する研究結果を発表、低学力層の意欲と学力が科学の力で向上

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2018/10/02 10:57

 岡山大学大学院教育学研究科の寺澤孝文教授は、高精度の膨大な学習データ(高精度教育ビッグデータ)とeラーニングを利用した実証研究の結果を、9月27日に発表している。

 寺澤教授が確立した、年単位で実施される数多くの学習やテストの詳細なスケジュールを緩やかに制御し、高精度の膨大な学習データを収集する技術を用いて得られた高精度教育ビッグデータを解析することで、ほぼすべての子ども一人ひとりに対して、学習するほど成績が上がっていくグラフをフィードバックできるようになった。

ある児童の成績の変化
ある児童の成績の変化

 長野県高森町は、このeラーニングシステムを平成28年度にはじめて社会実装し、フィードバック情報を教員と保護者が指導に活かすことで、主体的学習意欲が著しく低かった子どもたち(小学5年生)の意欲が、半年間で着実かつ劇的に向上することを、世界ではじめて実証している。

主体的学習態度得点の変化(平均)
主体的学習態度得点の変化(平均)
フィードバックされる成績の例(2人の児童)
フィードバックされる成績の例(2人の児童)
主体的学習得点が低い児童の得点が、半年間のeラーニングとフィードバックにより平均レベルに引き上がった
主体的学習得点が低い児童の得点が、半年間のeラーニングとフィードバックにより平均レベルに引き上がった

 そのほか、「2秒に満たない学習で語彙力は確実に伸びていく」「同じ英単語は1日に5回を超えて反復しても実力には効果を持たない」など、新たな事実が見つかったという。

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