教育と探求社と、東京大学大学院教育学研究科附属 学校教育高度化・効果検証センター(Center for Advanced School Education and Evidence-Based Research:CASEER)は、中学・高等学校における探究学習の実態と、生徒の学びや意識への影響を把握する共同研究を、11月1日に開始した。
同研究では、とりわけ民間企業と連携した探究学習プログラムに着目して調査設計、実施、分析を行う。その後、得られた知見を報告書等で公表していく。
教育と探求社は、企業・自治体・教育機関と連携しつつ、探究型学習プログラム「クエストエデュケーション」などを通じて生徒の探究的な学びを支援してきた。これらの実践を土台に、2025年度は20校を対象に調査を実施する。さらに2026年度以降は、調査対象校のさらなる拡大を予定している。
CASEERは、学校教育の高度化と教育効果を検証すべく、教育実践の調査研究と発信に取り組む研究センター。これまで、東京大学教育学部附属中等教育学校と連携したパネル調査などによって、探究的な学びを含む教育実践の可視化にも取り組んできた。
今回の共同研究では両者の知見を結集して、探究学習の実態と効果を多角的に明らかにすることを目指している。将来的には調査項目を継続して用いることで、教育効果の検討につながる可能性も見据えている。
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