日本システム技術は、「GAKUEN」シリーズの最新バージョンとなる、「GAKUEN RX2.0」をリリースしたことを12月1日に発表した。
「GAKUEN」シリーズは、大学の事務業務や教育をトータルでサポートする戦略的大学経営システム。ICT技術を活用したさらなる教育環境の充実と業務効率化に取り組みながら、生成AIに代表される最先端テクノロジーを積極的に取り入れている。さらに、教育現場において先進的な取り組みを推進することを責務としている。
今回リリースされた「GAKUEN RX2.0」は、同シリーズ初となる生成AIを活用した機能を実装する。学生への履修アドバイスや問い合わせ対応、シラバス構成支援といった、AIの活用による業務支援を通じて教職員の業務負荷軽減を図り、利用者の満足度を高めるシステムを実現した。
あわせて、スマートフォンサイト/アプリのデザインを大幅に刷新することで、ユーザビリティを向上している。スマートフォンアプリから利用可能な機能を大幅に拡張するとともに、新たにデジタル学生証の機能を搭載し、授業の出席確認・窓口での本人確認といった学生の利便性を向上させた。
さらに、多要素認証への対応によってセキュリティを強化し、不正アクセスを低減している。システム基盤の更新を通じて最新のOSやミドルウェアコンポーネントに対応し、安心して利用可能なセキュアなシステム環境を実現する。
そのほか、業務の複雑化やスピード化に対応すべく教務系機能を充実。遠隔授業の60単位上限対応をはじめ、Web APIの公開、外部ツールとのシームレスな連携を実現するためのLTI対応を行っている。また、これまでは学生や保護者のみが利用できた、アンケートや申込受付などの入力フォームを簡単に作れるワークフロー機能(Web申請プロダクト)を教職員利用にまで拡張している。
なお、2026年春以降にはさらなる機能を順次リリースする予定となっている。
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