学習eポータル+AI型教材「キュビナ」を開発・提供するCOMPASSは、新規自治体を対象にキュビナを2025年度末まで無償提供するトライアルキャンペーンを実施することを、5月23日に発表した。

2024度より始動したGIGAスクール構想の第2期であるNEXT GIGAでは、第1期で整備されたICT環境の更新・進化に加え、デジタル学習基盤の活用の質向上が掲げられている。さらに、校務DXの推進による学校現場の働き方改革といった教員を取り巻く環境の改善もNEXT GIGAにおける大きな目標のひとつとなる。
キュビナは、AIが児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題するアダプティブラーニング教材。小中学校の算数/数学・英語・国語・理科・社会の5教科に対応しており、タッチパネルに対応したPCやタブレット端末とインターネット環境があればどこでも学習可能で、教員用の管理画面では児童生徒の学習履歴をリアルタイムに管理できる。
AIによる「個別最適な学び」の実現に加え、子どもたち、そして子どもたちの学びを支援する教員にとって「使いやすい」機能やコンテンツの開発に取り組み続けることで、学校現場で「活用される」デジタル教材を目指してきた。
2024年度より提供を開始した「教員向けダッシュボード機能」も、教員の「活用しやすさ」を向上するためのアップデートのひとつ。さらに、学習eポータルとしての機能や校務支援システム、教育ダッシュボードなどとの連携による横断的データ利活用を推進することで、学習者を中心としたデジタル学習基盤づくりにも取り組んできた。
COMPASSは、そうしたNEXT GIGA実現に向けた取り組みを推進すべく、キュビナ無償トライアルキャンペーンを新規自治体を対象に実施する。対象期間は2025年7月〜2026年3月31日で、キュビナの全機能を小中学校全学年に無償で提供。また、導入成果の振り返りの材料として、キュビナの学習ログとアセスメントによる学力向上についての検証を提供するとともに、2026年度以降の有償利用時に優遇価格を適用する。募集期間は5月23日〜7月31日。対象は、過去にキュビナの利用がなく新規導入を検討している自治体の教育委員会で、応募条件は今までキュビナの無償トライアルなどを利用していないこと、2026年度以降のキュビナの有償利用を前向きに検討できること。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア