楽天が運営するオンライン書店・楽天ブックスは、小学生の子どもを持つ母親を対象に実施した「小学生の夏休みの読書感想文に関する調査」の結果を、8月1日に発表した。
「小学生の夏休みの読書感想文に関する調査」は、全国の小学生の子どもを持つ25歳~59歳の母親1000人を対象に、7月12日に実施されている。
夏休みの宿題として、読書感想文が課される比率は、小学1年生では4割程度(41.1%)なのに対し、6年生では7割以上(73.4%)と、年次が上がるにつれて高まる傾向にある。

読書感想文の種類は、「自由図書」が79.4%、「課題図書」が20.6%で、「自由図書」が「課題図書」を大きく上回った。

「子どもの読書感想文で手伝うこと/手伝う予定のこと」を尋ねた質問では、「本選び」(47.2%)がもっとも多く、「子どもに作文の書き方を教える」(40.9%)、「子どもが書いた作文を添削する」(33.8%)が続く。

子どもの読書感想文の本選びを手伝っている、あるいは手伝う予定と回答した母親(292名)に対して、どのような情報を参考に本を選ぶかを尋ねたところ、「リアル書店で試し読みをする」(38.4%)、「『学年別のオススメ読書感想文』などまとめ記事サイト(NAVERまとめなど)を参考にする」(29.5%)、「インターネットで学年や読書感想文などのキーワードを入れて検索する」(24.3%)の順となった。

「まとめ記事サイト」「インターネットでキーワードを入れて検索」「ネット書店のレビューを参考にする」「ポータルサイト等を参考にする」「SNSの投稿を参考にする」「個人ブログを参考にする」など、インターネットを情報源として回答した人は166名(56.8%)に達している。

子どもに本を読んでほしいと思うかを尋ねた質問では、「とてもそう思う」(56.4%)、「ややそう思う」(28.7%)と、85.1%の母親が子どもに本を読んでほしいと思っていることがわかった。また、「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した母親に対して、読書を通じて子どもの成長に期待することは何かを尋ねたところ(複数回答)、「語彙が増えてほしい」(61.6%)がもっとも多く、「興味の幅が広がってほしい」(59.7%)、「感情表現が豊かになってほしい」(57.6%)がそれに続く。


なお、楽天ブックスの「青少年読書感想文全国コンクール課題図書」特集ページでは、今年の課題図書を紹介するとともに、過去4年分の同コンクールにおける課題図書も確認でき、自由図書の参考図書としても役立つ。また、「読書感想文の書き方」についても、さまざまなおすすめ本をページ内で紹介している。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア