日本テトラパックは、同社が制作した環境教育教材「地球環境のためにできること〜ある牛乳パックのひみつ〜」を、今年度も全国の小学校500校に無償提供することを、4月18日に発表した。申し込みは4月30日から受け付ける。

日本テトラパックは、学校給食用の牛乳パックを全国の小中学校へ提供する飲料および食品用紙容器の製造メーカー。「地球環境のためにできること〜ある牛乳パックのひみつ〜」は、2024年に文部科学省選定教材として認定され、2024年度は全国499校から申し込みを受けるなど高い関心を集めた。
2024年度に同教材を申し込んだ学校を対象に実施したアンケートでは、「とてもよかった」「よかった」という回答が9割超に達しており、
- 教材が理科の学習指導要領や単元に合っている
- 牛乳パックやリサイクルを通じて環境問題を自分ごととして捉えられる
- 子どもたちの行動変容や意識の変化につながった
といった3点が高く評価されている。
同教材は、学校給食の牛乳パックに隠された「地球環境を守るためのひみつ」について、「テアリー」というキャラクターとともに探っていくストーリー。小学6年生の理科単元「生物と環境」に対応し、地球温暖化や再生可能資源、リサイクルといったテーマについて、SDGsの「12.つくる責任、つかう責任」と関連づけて学べる。子どもたちにとって身近な「給食の牛乳パック」を題材とすることで、日常生活の中で自分自身がどのような行動ができるかを考えるきっかけを提供する。
教材構成は以下の通り。
- 動画教材(DVD:約12分)
- 児童用冊子(B5版/12ページ)
- 教師用手引書(A4版/8ページ:授業計画、ワークシートなど)
学習内容例は以下の通り。
- 地球温暖化の原因と影響
- 再生可能資源としての植物由来ポリエチレン
- 牛乳パックの製造工程とリサイクルの仕組み
- 日常生活における環境配慮の行動提案

同教材の申し込み期間は4月30日~7月31日となっており、FAXまたはメールで申し込む。申し込みは先着順で、500校に達した時点で終了となる。
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