メディアからタスクを開始する
AIで指導案を生成することに抵抗を感じる人もいると思います。そのような人は自分の指導案を読み込んで、プレゼンテーションやワークシート、ルーブリックを生成してみましょう。まずは自分の指導案のPDFを用意します。
ホーム画面の「アップロード」をクリックしてアップロードするPDFを選択後、「開く」をクリックします。作成したいタスクを選択し、「学年/年」を設定します。「トピック/基準/標準」には「添付したファイルから作成」のように簡単に指示を入力して、矢印をクリックします。しばらくするとPDFの内容からプレゼンテーションやワークシート、ルーブリックが生成されます。
PDFのほかにも、WebサイトやYouTubeのリンクからもタスクを開始できるので、いろいろと試してみましょう。

条件を指定してグループ分けする
ホーム画面で「スマートなグループ」をクリックします。 次に「名前のリスト」に児童生徒の名簿を入力していきます。なお、文部科学省の「初等中等教育段階における生成 AI の利活用に関するガイドライン」に記載されている通り、個人情報をそのまま登録することは避けるべきです。漢字表記のフルネームではなく記号や仮名(かめい)などを使い、個人情報をアップロードしないようにします。加えて、必要に応じて性別や「リーダー性がある」「体育が得意」などの追加情報を入力し、グループ数を設定してください。
「追加のコンテキスト」に「各グループの男女比が均等になるようにする」「AとBは同じグループにしない」「BとCは同じグループにする」のようにグループ編成時の留意点や要望を入力し、 矢印をクリックすると、Padlet TAがグループの編成案を提示してくれます。
以下の例では動物の名前を当てはめています。設定した通り、ライオンとウサギ、タカとリスが別のグループに、コアラとリスが同じグループに分けられました。ただし、必ずしも条件どおりになるとは限らないので、必ず内容を確認しましょう。

短縮リンクを発行する
Padlet TAの魅力はAIだけではありません。短縮リンクを使うとGoogleフォームなどの長いURLを、入力しやすい短いリンクとQRコードにして、保護者に伝えることができます。
まず、保護者に伝えたいURLをコピーします。Padlet TAに戻り、ホーム画面で「短縮リンク」をクリックします。URL記入欄にコピーしたURLが自動で表示されています。表示されていない場合はうまくコピーできていないのでやり直しましょう。カスタムリンク名に半角英数で短い文字列を入力し入力し矢印をクリックすると、短縮URLとQRコードが生成されます。これを連絡メールや学級通信に記載しましょう。
このとき、すでにカスタムリンク名が使用されている場合は「そのスラッグは既に使用されています」と表示されるので、別の文字列を指定しましょう。
発行された短縮リンクやQRコードはそのままで、リンク先のURLを変更できます。ホーム画面の左サイドバーのマイタスクにある発行済みの短縮リンクをクリックして編集画面を開きます。
左サイドバーのURLを新しいものにして更新をクリックすると、短縮リンクとQRコードはそのままでURLの紐付け先だけが変更されます。

さいごに
Padlet TAを使い始めると驚くほどスムーズに授業準備が進むのがわかります。重要なのはPadlet TAで完璧なレッスンプランを生成させようと時間をかけすぎないことです。ある程度、納得できるものができたら早々にエクスポートして自分で編集しましょう。そうすることで、自分の学級やスタイルにピッタリ合った形に仕上げられます。
これまで生成AIの活用を躊躇してきた人も、Padlet TAからスタートしてみましょう。
私のYouTubeチャンネルでは今回の実践を動画でも解説しています。こちらもぜひご覧ください。