みんなのコードは、女性の技術科教員向けに「中学校技術 女性教員のためのトーク&ワークショップイベント『インクルーシブな授業づくり』」を、3月15日に開催する。参加費は無料。
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みんなのコードは、学校教育における「ITや理系は男性が選択するもの」といった無意識の思い込みやジェンダーギャップの解消に向けて、2021年から小学校の女性教員を対象にプログラミング教育研修プログラム「SteP」を実施してきた。
中学校技術・家庭科 技術分野(以下、技術科)の教員は、各学校に配置されるのが1名であることが多く、日常的に悩みやアイデアを共有する機会が少ないのが現状となっている。さらに、みんなのコードが実施した「2022年度 プログラミング教育・高校「情報I」実態調査」によると、中学校教員の回答数に占める女性教員の割合はわずか6.9%。技術科における女性教員の割合はほかの教科に比べて非常に低く、技術科の女性教員同士で交流する機会はほとんどないことが予想される。
一方で、内閣府の調査データによれば、同性の教員から教わることで学習内容がより記憶に残りやすいことが示されている。理数系科目の女性比率を上げたり、女性教員が自信を持って授業を実施したりすることが、女子生徒の理解向上につながると考えられる。
このような背景からみんなのコードは、中学校技術科の女性教員がつながりを深めるためのコミュニティを形成することを目的に同イベントを開催することとした。
開催日時は3月15日の13時~16時で、会場は秋葉原Lounge(東京都千代田区)。参加対象は、技術科教員、技術科免許取得を目指す学生、技術科に関する企業の人。参加には事前の申し込みが必要で、締め切りは3月7日の18時。
第1部:トークセッション/LINEヤフー株式会社 ソフトウェアエンジニア 佐藤優里氏
これまでのキャリア、エンジニアを目指したきっかけなどについて語る。
第2部:授業作りワークショップ/特定非営利活動法人みんなのコード 未来の学び探究部 講師・研究開発担当 千石一朗氏
無意識のうちに男性優位の教科になりがちな技術科で、ジェンダーインクルーシブな視点から多くの生徒の興味・関心を惹きつける授業について考える。
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