ベータインテグラルは、北陸中学校の公民科の学習において、同社が提供する体験型の金融経済教育プログラム「Beta Investors+」が導入されたことを、1月8日に発表した。
北陸中学校は、生徒の体験や経験を大切にしている。少人数制で一人ひとりを見守れる環境の中「まず生徒に任せてみる」ことを基本のスタンスとし、日々の授業や活動で全員が何らかの役割を担い、意見を交わし合ってまとめていく。多彩な体験に挑戦する中で生徒は学力の基礎を重ね、社会で活躍できる力をつけていく。また、同校は月曜6限授業、火曜~金曜7限授業で、夏・冬・春の課外は年20日以上。公立中学に比べて圧倒的に多い授業時間を確保する中で、先取り教育ではなく基礎を固めて深堀りし、知る楽しさを感じながら進めていく中高一貫の学びの底力を大切にしている。
この度、同校は公民科の学習のため「Beta Investors+」金融経済教育プログラムを中学校3年生のクラスに一括で導入した。ベータインテグラルでは「企業のファンダメンタルズ(基礎的条件)などを通して社会を見る目を養ってもらう」ことが金融教育の本質と考えており、シミュレーションを通じた体験型学習がその後のより深い学習のきっかけになればと考えている。
「Beta Investors+」は同社のシミュレーションアプリ「Beta Investors」アプリを活用した金融教育プログラムで、経済の仕組みの理解を通じて経済の動きを予測し、各種指標にもとづいて投資ポートフォリオを調整することを学ぶ。また、シミュレーション後には、当時の時代背景の解説と自分の投資行動を振り返るための分析がセットになった「AI投資行動診断」も合わせて提供する。そのうえで興味を持った銘柄を選定し、グループで株式調査を実施。学んだことをプレゼンで発表し、共有するプログラムとなっている。
なお、授業内容やレベルについてあらかじめ同社の担当者と教員とで一緒に計画するため、学校の教員のニーズに合わせた、柔軟な授業計画の設計が可能となる。
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