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ニュース

FCEと群馬県総合教育センター、教育現場のデジタル変革と教員の業務効率化を目指して実証事業を開始

 FCEは、群馬県総合教育センターとともに、教育現場のデジタル変革と教員の業務効率化を目的とした実証事業を開始する。

 同プロジェクトは、FCEが提供する学校向け生成AI活用プラットフォーム「FCEプロンプトゲートアカデミック」を活用して教員の日常業務の効率化を図るもの。近年急速に進む教育分野のデジタル化を受け、教員の業務負担を軽減して教育品質を向上させることを目的に実施する。

 「FCEプロンプトゲートアカデミック」は、学校現場の業務効率化、AI人財の育成を実現するプロンプトエンジニア育成プラットフォームで、以下のような特徴がある。

AIプロンプト8+1の公式を学べる

 生成AIに的確かつ効果的に指示をするためのフレームワーク「AIプロンプト8+1の公式」を、わかりやすい動画教材で学べる。校務ですぐに生かせる公式を学ぶことで、誰もが生成AIを使いこなせるようになる。

テンプレートで校務・業務にすぐに生かせる

 資料作成や文章作成など校務に生かせるプロンプト(生成AIへの指示文)のテンプレートを実装している。そのままChatGPTをはじめとする生成AIに使用でき、生成AIに慣れていない人でも精度の高いアウトプットを生成できる。

プロンプト共有ツールで校内活用できる

 それぞれの教員が生成したプロンプトを組織全体で共有できる。共有されたプロンプトはそのまま使用でき、プラットフォーム内でナレッジ共有が完結するため、外部ツールに頼ることなくスムーズな連携が可能となる。

 FCEと群馬県総合教育センターは2025年3月までの期間、おもに以下に関する実証事業を行う。

1.教員の業務効率化

 記録のデジタル化、教員研修や授業準備の効率化などを通じて、教員の時間的な負担を減少させる。

2.教育品質の向上

 生成AIにより業務の効率化を図ることで、教員がより創造的な教育活動に集中できる環境を整備する。これにより学生の学習意欲、学習体験の向上を目指す。

3.各種データ分析による方針策定支援

 収集したデータを分析し、教育政策や校内の方針策定に生かせる。

 実証事業では定期的な振り返りの機会を設け、フィードバックを行いながら実施していく。また、成果指標として「業務時間の比較(実証事業前後での業務時間を比較分析)」「負担感のアンケート調査(指導主事を対象に業務負担感の変化をアンケート)」「目標到達度の評価(設定した数値目標の達成度)」などを行う予定。

 FCEと群馬県総合教育センターは、実証期間を経て同取り組みを標準化し、全国のほかの教育機関への展開を計画している。同プロジェクトが群馬県内のみならず、日本全国の教育現場での効率化と教育の質向上に貢献できるよう取り組んでいく。

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https://edtechzine.jp/article/detail/11918 2024/12/26 14:30

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