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全国の教職員、職員の親睦会は30代・40代が肯定的も、50代は過半数が否定的【School Voice Project調査】

 School Voice Projectは、全国の学校教職員を対象に実施した、学校における親睦会の必要性に関するアンケート調査の結果を、12月2日に発表した。同調査は、全国の小〜高校年齢の児童生徒が通う一条校に勤務する教職員に対して、8月23日〜10月7日の期間に行われ、104件の回答を得ている。

 調査対象者に、学校における職員の親睦会は必要だと思うかという質問への回答を年代別でみると、40代の肯定的意見がもっとも多く、「必要だと思う」と「どちらかというと必要だと思う」を合わせた割合が65%を占めた。30代以下がそれに続いて肯定的な意見が多かった一方、50代では否定的意見が過半数を占めている。校種別でみると、小学校では「必要だと思う」という回答が17%だったのに対して、中学校では10%、高等学校では0%とばらつきがみられた。

 なお、親睦会に対する肯定的な意見としては、「コミュニケーション、相互理解の機会になる」「勤務時間内では現実的に難しい」「強制はよくないが、利点も多い」といった声が寄せられている。

 親睦会の必要性についての考えを、自由に答えてもらったところ、「採用になって最初の半年ぐらいは、私も参加したくありませんでした。参加して、褒められたり、励まされたりしているうちに、明日につながる手ごたえを感じるようになり、積極的に参加するようになりました」「育児や介護をしている職員、持病がある職員はどうしても夜の会には参加できない。そもそも日中の仕事で疲れ切っている。夜の飲み会には親しい間柄だけで行い、『職場の親睦』は勤務時間内に行えるかたちが望ましい」「放課後の時間で雑談の中で相談とか話が出来れば飲み会をしなくても親睦は深まっていくのではないかと思います。ただ、現状働き方改革の中で授業準備等で放課後に皆さん雑談をする余裕がないのも現実です」「組織化するとタスクが増える。毎年、会計を持たされる事務職としてはなくしてほしい。せめて平等にしてほしい」「私が所属する地域では、親睦会というと、歓送迎会、退職のお祝い会、運動会の打ち上げ、忘年会というのが一般的です。コロナの影響で最近は歓送迎会だけというように、最小限の回数になっています」「親睦会で出し物はやめてほしい。考える余裕がないし、お笑い的なことを求められるのも苦痛。あと親睦会の準備をする担当になると大変」といった意見が寄せられた。

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