ベネッセホールディングスは、カルチュア・コンビニエンス・クラブが保有する、デジタルハリウッドの発行済み全株式を取得する、株式譲渡契約を締結したことを11月29日に発表した。2025年1月31日(予定)の株式譲渡にともない、デジタルハリウッドはベネッセホールディングスの連結子会社となる。
ベネッセホールディングスは、ベネッセグループの持続的利益成長を目指すべく、2023年5月に「変革事業計画」を策定。計画達成に向けてポートフォリオ構造の変革に取り組み、新たな成長領域への投資を積極的に進めている。なかでも「大学・社会人教育領域」における企業向け・個人向けのデジタル人材教育事業の拡大は、重要な成長戦略のひとつに位置づけられている。
今回のデジタルハリウッドの株式取得は、設立以来30年間にわたってデジタルクリエイティブ教育にこだわってきた、デジタルハリウッドの事業理念に深く共感して行われた。
ベネッセホールディングスは、デジタルハリウッドの連結子会社化によって、DX人材育成領域の事業拡大スピードを加速し、日本社会におけるDX人材不足という社会課題の解決への貢献を目指す。
デジタルハリウッドは、日本初の株式会社立大学である「デジタルハリウッド大学」(2005年にデジタルハリウッド大学院大学から改称)を運営し、デジタルクリエイティブ領域のトップランナーを育成してきた。今回の連結子会社化にともない、ベネッセホールディングスが長年培ってきた教育に関するノウハウやネットワークを活かして、デジタルハリウッドのさらなる教育サービスの価値向上を実現する。
具体的には、デジタルハリウッドの高品質な世界レベルの教育サービスを、大学や専門学校/企業に紹介していくとともに、ニーズの高いテーマについてはデジタルハリウッドが培ってきた開発力を活かして、新たな教育コンテンツを開発していく。
あわせて、ベネッセホールディングスが展開しているオンライン動画学習プラットフォーム「Udemy」と、デジタルハリウッドのカリキュラムを相互に連携することによって、学びたい時にいつでもどこでも学べる環境を作る。
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