ビズリーチは、同社の運営するOB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」と、立命館アジア太平洋大学(APU)との新たな提携を開始したことを、11月27日に発表した。今回の提携にあわせて、同日よりAPUには公認OB/OG訪問サービスとして「ビズリーチ・キャンパス」が導入され、オンライン上での学生と卒業生をつなぐネットワーク構築を目指す。
APUは、全学生のうち約半数が国際学生(在留資格が「留学」である学生)で、世界111か国・地域(11月1日時点)から約3000名が集まっている。また、2024年からは新たな構想として「APUの新たな挑戦 〜Leap Beyond Global〜」を展開し、グローバルを超えたダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の実践と人材教育を行ってきた。
国籍だけでなく年齢、バックグラウンド、志向性も含め、極めて多様な学生が集まるAPUでは、従来実施してきたようなマス型・企画提供型のキャリア支援では限界があり、ライフロング・ラーナーを輩出していく上では、大学院進学やキャリアチェンジ、キャリアブレイクといった「大学卒業時の就職先」といった視点を超え、「学生が人生を通じたキャリア形成を意識できる機会」の提供が求められている。
これらの課題を解決するには、すでに世界中で活躍しているAPUの卒業生のキャリアの可視化と、学生が自身のロールモデルとなる卒業生とつながり、気軽に交流可能なオンライン上のネットワークの構築が不可欠だった。また、これら2つは「APUの新たな挑戦 〜Leap Beyond Global〜」の実現にも必要であり、そのための手法・ツールの整備が急務となっている。
今回、APUとの提携が発表された「ビズリーチ・キャンパス」は、OB/OG訪問の依頼から実施までをアプリ内で完結できるOB/OG訪問ネットワークサービス。学生は自身の希望条件で卒業生のキャリア情報を検索して、オンライン上でOB/OG訪問の依頼から実施までが可能となっており、2021年1月には立命館大学に導入され、さまざまな成果が得られている。APUへの「ビズリーチ・キャンパス」の導入は、立命館大学における成果を受けて行われた。
今後は、「ビズリーチ・キャンパス」とAPUが共同で英語版のマニュアルを作成するなど、グローバル対応にも取り組むという。
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