駿台、高校向け記憶定着コンテンツ「駿台ビジュアル記憶」シリーズを2025年1月から提供

　駿河台学園（駿台）は、Diversity Studyによる開発協力のもと、日本国内の高等学校向けに「駿台ビジュアル記憶」シリーズの提供を2025年1月に開始する。同シリーズは学習の基礎となる単語・語句などを生徒に記憶定着させるためのコンテンツで、まずは英単語と古文単語から提供される。

　「駿台ビジュアル記憶」シリーズでは、学習する単語や語句、それらを含む例文などを、画面上に表示されるイメージ画像やイラストと組み合わせて学習する。文字情報がメインとなる従来の単語帳アプリや紙の単語帳とは異なり、単語・語句などの意味をより深く理解して、効率よく記憶を定着させられる。なお、同コンテンツはタブレット端末やスマートフォンでの利用を想定している。

　また同コンテンツは、モノグサが提供する記憶定着に特化したアプリ「Monoxer」のプラットフォームを活用している。学習者の記憶度を分析して個々の進捗に合わせた学習スケジュールを自動的に生成する「Monoxer」は、最適なペースで記憶定着を図ることができる。視覚情報を活用した記憶定着を促す仕組みと、「Monoxer」の記憶定着に特化したシステムの相乗効果によって、高い学習効果が期待される。

　あわせて、アウトプットのための小テスト機能を搭載しており、これまでは紙で実施していた単語テスト・小テストなどの管理を、Web上で行えるようになる。それとともに、管理者側での生徒による学習状況の一元管理も可能になっている。

　2025年1月の提供開始時点では、英単語と古文単語のコンテンツを用意しており、英単語は基礎編（一般私立大向け）・中級編（中堅国公私立大向け）・上級編（旧帝大・難関国公私立大向け）の3レベル構成となる。さらに2025年度中には、現代文、化学、生物、地学、日本史、世界史、地理、公民といった幅広い科目へ展開し、シリーズ化していく。

　なお、2025年1月からは無料トライアルとして、同コンテンツを全国の高等学校に無償提供する。