チエルは、10月28日に開催した取締役会において、オキジムの株式を取得して子会社化することに向け、独占交渉権を以って協議を進めることについて、オキジムの大株主である新里哲郎氏とチエルの間で、基本合意書を締結することを決議したと発表した。
オキジムは、沖縄県で合資会社として設立後約70年を数える県内業界トップクラスの事務機器販売・ITソリューション事業者で、官公庁・大手企業など約5000社前後に販路を構築している。また、学校教育ソフト、タブレット端末や電子黒板といったハード機器販売を含めた学校市場でも、沖縄県内有数の大きなシェアと強固なネットワークを有しており、最近では医療介護施設への営業活動にも注力している。
チエルグループは、とりわけ国策として展開されるGIGAスクール第2期を中心に、戦略コアと位置付けるチエルの教育ICT製品・サービスを、オキジムの強固な販売ネットワークを活かして展開できる可能性、すでに沖縄県内にありオキジムと取引関係のあるグループ連結子会社2社(沖縄チエル、トラストコミュニケーション)とのグループシナジーが発揮される可能性、およびチエルグループが手がけるeラーニングシステムを、今後沖縄県を中心とする医療介護施設向けにさらに拡大する可能性などを考慮し、株式取得に関する基本合意書を締結することを決議した。
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