岩手県盛岡市と日本女子大学は、連携・協力に関する包括協定を8月23日に盛岡市観光文化交流センター「プラザおでって」にて締結した。
同協定は、それぞれの資源を相互に活用して産業の振興をはじめとした地方創生の実現、および教育・学術研究の推進に寄与することを目的とする。以下の5つの事項について連携、協力していく。
- 産業および文化の振興に関すること
- 交流人口の拡大に関すること
- 人材育成および学術振興に関すること
- 地域課題の解決に関すること
- その他目的を達成するために必要な事項に関すること
盛岡市は、2019年2月20日に締結した「文京区・盛岡市友好都市提携」を契機に、玉山地域の農業発展を目指した「文京区学生と創るアグリイノベーション事業」に取り組んでいる。今回の、日本女子大学との包括協定の締結にあわせて、玉山地域と同学の家政学部食物学科が連携を開始した。
中山間地域である玉山地域は、山間傾斜地が多く農業集約が困難なため平地の農地と比較して農業生産性や農業所得が低い傾向があり、農業生産基盤の維持に向けて新規就農者の確保や生産性向上への取り組みが急務とされる。そこで、生産物の高付加価値化の実現を目指して、同学の家政学部食物学科が盛岡市の特産品である「雁喰豆(がんくいまめ)」の新たな商品・加工技術の開発に取り組む予定となっている。
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