旺文社ベンチャーズは7月4日、運用総額10億円のファンドを組成し、2018年6月から本格的に活動を開始したことを発表した。出資規模は主に数千から5000万円を想定しており、旺文社や提携・関連企業とともに、国内外におけるEdTechスタートアップ企業のイノベーションの進展を目指す。
投資対象は、「EdTech領域全般の有望なサービスや技術を保有するスタートアップ企業」または「旺文社、提携・関連企業との事業シナジーが見込める有望企業(長期的な将来性の見込みを含む)」。
資金提供だけでなく、旺文社(創業1931年)や提携・関連企業が教育業界で長年培ってきたノウハウや学習コンテンツ、プラットフォーム、チャネルなどを活用し、「共に育む」事業として総合的なサポートを行う。
海外に対しては、提携企業のEduLab(エデュラボ)と連携し、中国やインド、シンガポールなどのアジア圏、北米などの市場にも投資領域を広げる。また、EduLabが主催する世界最大級のEdTechスタートアップコンペティション「The Global Edtech Startup Awards(GESA)の本年度の日本予選」でも、有望な企業の発掘・支援を行う。
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