立命館は、多様な人材との協働によって課題解決や価値創造を推進し、総合性を高める取り組みとして「学内副業」を1月から試行的に実施していることを、5月27日に発表した。
「学内副業」によって、大学職員は「自らの適性を発見しキャリアプランを検討する」「新たな業務分野への展開を構想する」といった、人事異動ではない形でさまざまな業務が経験できる。この取り組みは、大学職員がキャリアを形成するうえで有意義なものとなり、組織にとっても多様な経験を有する人材の協働による、新たな価値創出が期待できる。
具体的には、いくつかの部門から集約されたミッションを遂行する人材を学園内で募集し、現所属部課に在籍したまま異動や兼務発令なしで他の部門での業務に従事する。従事する時間は、業務時間の2割以内となる。
「学内副業」の試行的な取り組みは、民間企業の先行事例を参考に実施している。今後は、試行によって実践的に状況や課題を明確にすることで、大学オリジナル制度として必要な見直しを行っていく。
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