みんなのコードは、同法人が提供している、小学校5年生の算数の授業で利用可能なプログラミング授業教材「プログル多角形コース」に、「やさしい日本語(相手に配慮したわかりやすい日本語)」への切り替えボタンを追加したことを、4月17日に発表した。さらに、授業を行う教員・子どもたちの進め方のヒント「手元ガイド」も公開した。
同機能の開発にあたっては、日本財団から「公教育における情報教育の発展と共創による地域格差の是正」プロジェクトとして助成を受けている。
みんなのコードは、未来を担うすべてのこどもたちが家庭の経済状況や地域の事情によらず、情報教育を享受できる社会を目指している。しかし学校教育では、授業時間数の不足、小中高での非連続な学び、地域・学校・教員間格差をはじめとしたさまざまな課題を抱えており、すべての子どもに機会が行き渡っていない。
同機能は、外国にルーツがある、障害を持つなどの理由から、日本語学習途上や日本語に不慣れな子どもにもプログラミングの授業が届くようにという思いから開発された。
今回「プログル多角形コース」に同機能が追加されたことにより、さまざまな背景を持つ児童がプログラミングの世界に簡単に接することが可能となる。さらに、この教材を授業で効果的に使用できるように、教材の使用方法や特徴を紹介する動画、授業計画や指導方法をまとめた指導者用補助資料も公開された。
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