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電子教科書教材配信システム「EDX UniText」を活用した実証を日本工学院にて開始

 片柳学園 日本工学院専門学校・日本工学院八王子専門学校、東日本電信電話(NTT東日本)、NTT EDXは、電子教科書教材配信システムを利活用した教育・学修支援に関する共同実証事業を、4月1日に開始する。

 同実証では、高等教育機関においていつでもどこでも学べる学修環境と、個々の学生の学修データを可視化する仕組みを構築し、それぞれの学生に最適化された深い学びを提供すべく、学修データを利活用する教育のあり方の確立を目指す。

 日本工学院では同実証の開始に向けて、2023年7月から電子教科書教材配信システム「EDX UniText」を活用した学修環境整備の検討を進めている。トライアルでは2024年度の実証に向けて多くの学生から意見を収集すべく、51名の学生が従来紙で配られていた教材を「EDX UniText」に取り込んで、授業前の事前学習、授業中の閲覧および書き込み、授業後の復習を実施した。その結果、9割以上の学生から「利用しやすい」という回答があったほか、「通学時に大きい教科書を広げることなく端末で閲覧できるのが便利」「今後もEDX UniTextを利用し続けたい」といった意見が寄せられている。

 2024年度からは、トライアルで得た知見に基づいて「EDX UniText」を活用する授業を拡大。それぞれの学生にマッチした学修環境を提供するためのデータ分析・利活用の方法を検証・確立していく。同実証では、一律的な教育ではなく学生一人ひとりの理解度や、習熟度に合わせて段階的にスキルを身につけさせることで、専門職業人である「若きつくりびと」を育成していくことを目的に、以下の取り組みを実施する。

 実証期間は4月1日~2025年3月31日で、日本工学院ITカレッジの1年生520名の参加によって行われる。

 おもな実証項目は以下の通り。

  • より効果的な学修データの収集・可視化方法の実証
  • 可視化された学修データの教員への有効的なフィードバックのあり方に関する実証
  • 学生個々へのフィードバックによる学生の主体的な学びの促進への効果測定
  • 教員の指導効率化や省力化に関する実証
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https://edtechzine.jp/article/detail/10834 2024/03/28 06:00

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