河合塾は、大学でIRを初めて担当する人、IRの結果を活用した授業改善、教育プログラム改善を志す人向けの「大学教職員のための学修成果の可視化と活用を考えるセミナー」を、3月13日にオンラインで開催する。参加費は無料。
入試、大学教育、卒業、就職までの学生の学修成果をデータとして可視化、分析し、意思決定に活用するIR(Institutional Research)活動は、それぞれの大学が教育の質を保証するという観点から、近年重要性が増している。
同セミナーは、教学マネジメントの改革に生かすことの意義を踏まえた上で「賢く使って賢く活用」をテーマとしている。有識者による大学IRの意義に関する基調講演や、大学教職員による現場での活用事例紹介などが行われる。
事例紹介では、河合塾が提供している、大学での学生調査を効率的に実施できる「学修・生活実態調査(学生調査)システム」、大学入試での受験生の多面的評価支援ツール「J-Bridge System」、KEIアドバンスが提供しているジェネリックスキル測定・育成プログラム「PROG」を用いたデータや結果による事例が紹介される。IR分析の具体的なイメージがしやすい内容となる。
開催日時は3月13日の14時~17時で、Zoomを使用して行われる。参加対象は大学、大学院、各専門学校の教職員。参加には事前の申し込みが必要で、締め切りは3月12日。
プログラム
- 基調講演「学生の実態を把握することの意義」/広島大学 特任教授 小林信一氏
- 事例の紹介「入試での多面的・総合的評価と学修成果の紐付けを通じたIR活動」/九州工業大学 教授 安永卓生氏
- 事例の紹介「IRデータの教学マネジメントへの活用」/北陸大学 教授 山本啓一氏
- 事例の紹介「教学IRデータからみる就職活動」/多摩大学 IR推進室 室長 水谷眞規氏
- 話題提供「IRerという仕事の現実…」/広島市立大学 学長付特任助教 中尾走氏
- 話題提供「学生調査の分析に関連して」/広島大学 教授 村澤昌崇氏
- 全講演者によるQ&A、ディスカッション
- 関連リンク
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