ディスコは、2025年3月卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)を対象に実施した、2月1日時点での準備状況などに関する調査の結果を2月15日に発表した。同調査は、2月1日~7日の期間に行われ、1164名(文系男子:278名、文系女子:432名、理系男子:277名、理系女子:177名)から回答を得ている。
調査対象者に、就職活動の解禁1か月を前にして、不安に感じることを尋ねたところ、「希望する企業から内定をもらえるか」(76.0%)がもっとも多かった。
インターンシップなどへの参加状況を尋ねた質問では、「5日間以上のプログラムに参加」という回答(38.8%)が、前年の調査(28.5%)よりも大きく増加している。
2月の行動予定としては、「本選考を受ける」(65.7%)が前年(63.2%)よりもさらに増加した。
就職先候補として判断するために、知りたい情報を尋ねたところ、「福利厚生」「仕事内容・職種」が6割超で上位を占めたほか、「勤務地」「社風・職場の雰囲気」「勤務時間、残業や休日出勤状況」など多様な情報を求める声が寄せられている。
2月1日時点での、本選考受験状況と内定状況を尋ねた質問では、「本選考を受けた」が前年よりも3.1ポイント増の71.3%に達した。受験社数は平均4.5社となっている。なお、本選考を受けた学生の85.2%が、受験企業の中にインターンシップなどに参加した企業がある。
2月1日時点で「内定を得た」という回答は33.8%となり、前年同期を10ポイント上回った。
第一志望企業の選考スケジュールの認知度を尋ねたところ、「明確に知っている」という回答は30.9%となった。第一志望の企業から内定を取得した場合の予想時期は「3月後半」が最多(20.6%)となり、選考解禁時期の「6月前半」は10.1%と減少傾向が顕著となっている。
企業の採用活動の動きをどう思うかについて尋ねた質問では、「早すぎる(もっと遅い時期に選考してほしい)」(55.1%)が前回調査(46.2%)よりもさらに増加した。
Uターン就職の希望者は29.8%で、Uターン就職を希望する理由としては「出身地・地元が好き/暮らしやすい」がもっとも多い。
働き方についての考えを尋ねたところ、「多少忙しくても早く出世したい」(41.6%)を「出世より自分のペースで仕事したい」(58.3%)が15ポイント以上も上回り、ワークライフバランスを意識する学生が多いと考えられる。
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