エーディーエステック(ADSTEC)は、お茶の水女子大学と共同で「お茶の水女子大学 × NAIT講習体験会」を開催し、現役学生向けのカリキュラムとして講義を行ったことを、2月14日に発表した。
「お茶の水女子大学 × NAIT講習体験会」は、お茶の水女子大学における4月の共創工学部創設に先立って開催され、現役学生向けのカリキュラムとして講義を実施している。
「NAIT」は、難しいスキルが必要なく、アプリケーションベースでディープラーニングを利用可能。扱いやすいGUIとオートディープラーニング機能によって、はじめて同ソフトに触れる学生でも、簡単にディープラーニングを使える。
具体的には、独自のオートディープラーニングアルゴリズムを利用することで、最適なディープラーニング構造とハイパーパラメータを見つけ、高性能な検査モデルを作成できる。従来のディープラーニング検査では、必要なレベルのパフォーマンスを達成する検査モデルが作成されるまで、継続的に調整と再学習が必要となるが、「NAIT」ならワンクリックで最適な検査モデルを作成可能。そのため、ディープラーニングの専門家でなくても、高性能なディープラーニングモデルを作れる。
今回は、お茶の水女子大学 生活科学部の授業教材として導入された。授業では90分8コマの計12時間という限られた時間の中で、ディープラーニングソフトの基礎知識とツールの使い方を習得し、集大成として学生同士チームに分かれて「実社会での問題解決」をテーマに、学生自身で活用シーンを想定し、画像を集め、学習し、結果を発表した。
同講義には21名の学生が参加し、各チームが検討から開発までを行った。当日の発表会では、各チームが「食材(みかん、キノコ)の良品判定」「魚の種別判定」「ドーナツの個数カウント」といった、自由な発想を活かしたアイデアを紹介している。
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