アデコは、同社の人材派遣およびアウトソーシング事業のブランドである「Adecco」が展開する、若年層向けライフビジョン発見プログラム「IKIGAI Compass」が、十文字学園女子大学の授業に導入されたことを、2月8日に発表した。
「IKIGAI Compass」は、不確実性が高まる現代において大学生をはじめとする若者が、自身のライフビジョンを明確にするとともに、ビジョンに基づいた選択を重ねつつ、自分らしく生きられるようサポートすべく構築されたプログラム。
アクティブラーニングとキャリアコンサルティングメソッドを掛け合わせ、受講者がビジョンを明確にするために必要な思考力を鍛えつつ、自己理解を深められるようサポートする。
「Adecco」では、「IKIGAI Compass」によって受講者が「多角的に物事を感じる力(感受性)」「物事を深堀りし、自分ごとにする力(深耕力)」「ビジョンに基づく行動力(主体性)」の3つを習得するためのトレーニングを提供する。あわせて「IKIGAIのフレーム(好きなこと、得意なこと、社会が求めること、社会にできること)」を活用し、受講者がビジョンを見つけられるよう支援を行っている。
今回、十文字学園女子大学では、2023年度後期の共通科目「キャリアデザイン入門」(社会情報デザイン学科2年生必修、担当教員:鳥越信吾氏、見吉英彦氏)に「IKIGAI Compass」が導入され、全15回の授業のうち7回を「Adecco」が担当した。
授業は、グループワークと個人ワークで構成された。グループワークでは、答えのない問いに対して自身の考えを言語化することによって思考力を高め、個人ワークでは内省によってその考え方を深めている。ファシリテーターであるアデコの社員は、学生が自身の内面を探求しつつこれまでにない気づきを得られるよう授業を構成した。さらに、「IKIGAIのフレームワーク」を使い一人ひとりのビジョンとして落とし込めるようサポートした。
授業に参加した学生からは、「授業を通して自分の得意なことや不得意なことがわかり、これからやるべきことを明確にできた」「グループワークがあまり得意ではなかったが、意見をしっかりと発表でき、成長することができた」といった感想が寄せられている。
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