スタディプラスは、同社の運営するStudyplusトレンド研究所が学習管理アプリ「Studyplus」上で全国の浪人生・大学生を対象に実施した、「大学受験の浪人生活に関する調査」の結果を12月27日に発表した。同調査は、10月25日~27日の期間に行われ、351名から回答を得ている。
調査対象者に、現役時代(高校3年生時の大学受験、以下同)は何月頃から受験勉強を開始したかを尋ねたところ、「高校3年生の1学期~夏休み」という回答がもっとも多かった。一方で、「受験直前」「とくにしていなかった」という回答も1割を占めている。
現役時代に、第一志望以外の大学を何校受験したかを尋ねた質問では、「4校以上」が最多となった。
現役時代に、合格した大学があったかを尋ねたところ、45.4%が現役時代に合格した大学があったと回答し、その中で浪人を選択したことが明らかになっている。
現役時代に合格した大学が「あった」と答えた人に、現役で大学に合格したにも関わらず、浪人することを決めた理由を尋ねた質問(複数回答)では、第一志望へのこだわりの強さから、浪人を決めたとする回答が上位を占めた。
すべての調査対象者に、自身の浪人した要因を尋ねたところ(複数回答)、浪人生・浪人経験者では「求められる学力が高かったから」、仮面浪人生では「当初から仮面浪人することを決めていたから」が、それぞれもっとも多い。
浪人生活/仮面浪人生活において、苦労していることや、つらいことなどを尋ねた質問では、「孤独」に関連した回答が多く寄せられたほか、浪人生・浪人経験者では「成績の伸び悩み」、仮面浪人生では「大学との両立」に苦労を感じている傾向がみられた。
浪人生活/仮面浪人生活での、楽しいことやうれしいこととしては、「成績が上がった、問題が解けた時」を挙げる回答が多かったほか、友人とのつながりに楽しさやうれしさを感じる傾向がみられる。
浪人したことについて、現在はどのように思っているかを尋ねたところ、浪人生の7割超、仮面浪人生の半数超が「浪人してよかった」と答えている。
現在(または浪人生時代に)、塾・予備校や通信教育を利用しているか(利用していたか)を尋ねた質問(複数回答)では、浪人生の7割超が「塾・予備校」を利用する一方、仮面浪人生では「何も利用していない」が6割を占めており、「塾・予備校」よりも「通信教育」を利用する割合が高い。
今年は、第一志望以外の大学を何校程度受験するか(浪人中に第一志望以外の大学を何校程度受験したか)を尋ねたところ、浪人生では「4校以上」が4割で最多となり、仮面浪人生では「他の大学は受験しない」が3割でもっとも多かった。
現在の第一志望大学について、現役時代の志望度を尋ねたところ、「現役時代も第一志望だった」とする回答が半数超を占めている。
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