学情は、2025年卒学生を対象にした「就職人気企業ランキング」の文理別に比較した結果を12月26日に発表した。同ランキングは、4月1日~10月31日の期間に行われ、7715名から有効回答を得ている。
調査結果によれば、文系部門のトップは伊藤忠商事となった。2位の講談社を筆頭に、3位集英社、7位KADOKAWA、10位小学館と、「マスコミ(新聞・放送・広告・出版・芸能・エンタメ)」が10位以内に4社、30位以内に8社ランクインしている。そのほか文系部門では、8位オリエンタルランド、9位JTBグループ、13位星野リゾート・マネジメントなど、レジャーや旅行、ホテル業界が人気を集めている点が、理系部門と比較した際の特徴となっている。
理系部門トップは味の素で、5位森永製菓、7位キッコーマン、8位アサヒ飲料と、「食品」が10位以内に4社、30位以内に11社ランクインした。3位Sky、4位アウトソーシングテクノロジー(OSTechグループ)、19位グーグル、20位アマゾンジャパン、22位NTTデータ、24位サイバーエージェントといった、「IT・ソフトウェア・インターネット」や「情報・調査・コンサルティング」業界が人気を集めている点が、文系部門と比較した際の特徴となっている。
また、1位の味の素、2位のソニーグループといった上位にランクインしている企業の多くは、「職種別」「コース別」の採用など、初期配属を明確にした募集を行っており、仕事内容や経験できる業務が明確な「ジョブ型」への関心が高まっていることが明らかになった。
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