Meltwater Japanは、ツナガルと連携して、データサイエンス人材の育成拠点となる「函館データサイエンスラボ(仮)」(北海道函館市)を共同で開所し、11月13日に開所式を開催した。
「函館データサイエンスラボ(仮)」は、近年急増しているデータサイエンス人材のニーズへの対応と、雇用機会の創出にハードルがある函館地域の課題の双方を解決する取り組みとして、産学官連携によって開設に至っている。
同施設では今後、函館市側における地元での雇用機会や特色ある産業の創出の課題、函館市内の教育機関における実践的な学びの機会創出など、それぞれの課題を整理しつつ本格ラボ開設に向け産官学の共創体制で推進する。
あわせて、函館在住の高専・大学生の応募を募り、インターンシップや社員登用などを通じて、2025年度までに20名程度(非正規含む)の採用を目指す。また函館在住の学生だけでなく、函館市におけるU・I・Jターン雇用の機会も創出する。
本格始動に向けての取り組みとしては、単純なデータの仕分けからPythonや解析ソフト、BIツールを使った高度な分析まで、幅広い業務を行いつつ先進的かつグローバル規模なデータ分析の実施を予定している。
さらに、函館市内の各教育機関と連携してワークショップやセミナーを実施し、学生に対する実践的な学びの場を提供することによって、地域の活性化と地方創生に寄与するモデルを本格的に始動させる。具体的には、学生自らがSNSなどのデータを分析して、函館市における観光需要や水産といったテーマを設定する。分析結果から得られた内容をもとにレポートを作成し、地元企業や函館市などの今後の活動に役立ててもらうべく、情報提供を行うなど、函館市内において新たなエコシステムを確立して地域社会への貢献を目指す。
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