マイナビは、2025年3月卒業予定の全国の大学3年生および大学院1年生を対象に実施した、「マイナビ 2025年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査（10月）」の結果を、11月14日に発表した。同調査は、10月20日〜31日の期間に行われ、2067名（文系男子：361名、文系女子：819名、理系男子：472名、理系女子：415名）から有効回答を得ている。
調査結果によれば、2025年卒学生の10月単月のインターンシップ・仕事体験の参加割合は49.9％と、前月よりも19.7ポイント減少したものの、前年同月比では2.1ポイント増加した。
インターンシップ・仕事体験に参加した後、企業から定期的に連絡を受けている割合は、前年から7.8ポイント増の82.6％に達した。頻度では「1か月に1回程度」（44.6％）が最多となり、「1か月に2回程度」（22.0％）が続いている。
企業からの連絡内容としては、「次回もしくは別のインターンシップ仕事体験情報」（78.5％）が最多となったが、前年からとりわけ増加したのは「インターンシップ・仕事体験参加者限定の採用選考の案内」（38.3％）と「採用選考のスケジュール案内」（35.5％）が、いずれも前年より6.3ポイント増加した。
インターンシップ・仕事体験や就活準備の情報収集のためにSNS・ソーシャルメディアを使っている学生は、68.7％に達している。
インターンシップや就職活動に向けて、SNSの利用方法を見直したかを尋ねたところ、「今までも匿名や非公開で使っていたため見直しはしていない」（47.7％）が前年より6.5ポイント増で最多となり、「（見られて困ることはないので）今まで通り実名で利用している」（27.7％）が前年より5.2ポイント減でそれに続いた。
「ゆるブラック」の認知について尋ねた質問では、言葉として「知らない、聞いたことがない」が82.2％を占めている。
職場の特徴をいくつか提示して、働きたいかどうかを選んでもらったところ、「ゆるブラック」とされる職場の特徴のうち「どちらかというとのんびりとした雰囲気の職場である」「毎日定時で帰ることができる」といった働きやすさを感じさせる項目では「どちらかというと働きたい」が多かった。一方で、「どちらかというと働きたくない」という回答は、「つらさをまったく感じないが、やりがいもない」（51.8％）、「仕事で特にスキルアップは求められない」（21.3％）といった項目で多く、仕事に対するやりがいや成長などを求める傾向がみられる。
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