学情は、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「タイパ(タイムパフォーマンス)」に関するアンケート調査の結果を11月2日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2025」来訪者に対して10月4日〜12日の期間に行われ、326名から有効回答を得ている。
調査対象者に、普段の生活の中でタイパや効率を意識するかを尋ねたところ、「意識する」(19.0%)と「どちらかと言えば意識する」(39.6%)を合わせた割合が6割近くに達した。学生からは、「時間を有効活用したい」「動画は1.5倍速で見るようにしている」「オンラインでの授業やWeb配信のプログラムなど、動画コンテンツは倍速再生で視聴している」「より短い時間で情報収集をしたい」「大学の授業や友人との時間、アルバイト、就職活動準備などやりたいことがたくさんあるので、効率よく動くことを意識している」といった意見が寄せられている。
就職活動準備の中で、タイパや効率を意識するかを尋ねた質問では、「意識する」(19.3%)と「どちらかと言えば意識する」(33.7%)を合わせた割合が半数超を占めた。学生からは、「移動時間に企業のホームページを見るようにしている」「エントリーシートの作成や情報収集などの作業は、時間を決めて集中して取り組むようにしている」「情報収集は移動時間を活用し、まとまった時間を確保できるときはパソコンで作業するなど、時間を有効活用している」といった意見が寄せられている。
タイパよく情報収集をするために活用したいものとしては(複数回答)、「企業ホームページ」(36.5%)がもっとも多く、「採用ホームページ」(30.7%)がそれに続いた。学生からは、「企業ホームページを見れば、その企業が何を大事にしているかわかる」「まずは企業ホームページで情報収集をしたい」「時間や場所を選ばずに見ることができるので、効率よく情報収集ができると思う」といった意見が寄せられている。
インターンシップやセミナー参加において、タイパが悪いと感じたことがあるかを尋ねたところ、「感じたことがある」(22.0%)と「やや感じたことがある」(20.8%)を合わせた割合が4割超に達した。学生からは、「リアル開催のセミナーで、スライドを読み上げるだけだと少し残念な気持ちになる」「グループワークの内容にフィードバックがないと、学びや気づきを得にくい」といった意見が寄せられている。
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